前々から気になっていたこのシリーズ。他のメーカーがこぞって有名店舗とのコラボや、ちょいとキャッチーなインパクトある商品を世に送り出しているのとは対照的に、やや小振りな立ち姿で陳列棚のいいところにいらっしゃる。あえてラーメンの名を外し「中華そば」を名乗るところにコンセプトが見え隠れ。ノスタルジックなんてクソだ、振り向きながらじゃスピード上がらねえよ!と「三丁目の夕日」などにはわりとヘイトな立場をとる私だがコチラどんな塩梅じゃろうなぁ?
フタの液体スープを取り
外し、開封〜〜
揚げネギの風味が利いたしょうゆスープと、なめらかなノンフライ細麺が特長のカップ麺です。
めちゃんこアッサリなHPの商品紹介がこの商品の本質を物語る。揚げネギ・・というのはコチラの青ネギのことではないの・・?ナルトもチャーシューもいっぱいのわりと具だくさんな雰囲気。。。。ちょっとナメちゃいけないんじゃないのぉ〜?
入湯!・・・・3分経過!
イエ〜〜〜〜イ!とってもかわいこちゃん。肉がいっぱいかとおもいきやメンマの比率もとっても高い。やはりここはメンマではなく「シナチク」というのが中華そばっぽいだろうか。まあなんでも結構だがしょうゆスープの香りがグイグイと食欲をかき立てる。ボクもうタマランチン!いただきます!
実食!!!!!
ズズズズズズッッッズルッッズルッッッッズゾゾゾゾゾッッ!!!
はい!ウマイ〜〜!!まあ使いまわしてるみたいでアレなんであまり「ホッコリ」とか言いたくないんですわ。ただこの商品はシンプルなしょうゆラーメンと見せかけて実はスープの階層が深い!原材料表記にはおそらくスープ部の部材として「豚(ラード)」「鶏(チキンエキス)」そして「カツオエキス」が投入されて3身一体の鳥獣魚スープが完成される。まあラーメンスープの組み合わせとして珍しくもなんともないが、カツオの醸し出す「和」感が強くこれをなんと形容するかというと「しょうゆラーメン」では決してなく「中華そば」。ノスタルジックとは別次元の独自性を私は感じたのだが諸兄はいかがであろうか。
かのミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」の店主がこの間ドキュメンタリーで「地元の中華料理屋の中華そばのファン」と語っていたが(当然「この店の」という注釈は付くが)、やはりこの「いつでも食べられちゃう感」は普遍の価値であり、逆に味噌汁的立場にありながら、常に食卓に上がるわけではないのでたまたま食べた時の「あっ!久しぶり!おばさん!」みたいな感じ。遠くに在りて思うもの。私はそれをノスタルジックとは呼ばない。なぜならそれは過去の記憶ではなく、私達の一部であるからだ。
ちなみにコチラの商品ノンフライ、小振りなボディのおかげかカロリーがカップ麺として少なめの261kcal!ダイエットフードとしても優秀であることを付け加えさせていただく。
ズルッッ!ズルルル!!!ズバババババッッッッ!!!!!!!
ふう〜〜〜・・・
ゴッソサン!!!!!
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