いつものコンビニ棚に見慣れぬ青い新人発見。ヨーヨー姉ちゃん、どっから来たんだい? なーんてスカウティングした子は東京は麹町を発祥とするラーメン店「ソラノイロ」のコラボ商品。麹町と言ってもピンと来ない方もいらっしゃるかもしれないが、国会議事堂のご近所で月極駐車場の料金がうちの家賃を軽く上回るというお土地柄。そんなところでラーメン屋を始められる集金力にまず頭が下がりますわ。創業者の宮崎さん。
貧乏人はすぐひがむゆえご容赦を。当の商品は「ベジソバ」。
東京・麹町の人気店「ソラノイロ」のベジソバの麺をイメージし、見た目にも鮮やかな赤色の麺に仕上げました。表面にハリがあり、しっかりとした歯応えのある麺です。スープは人参、玉ねぎといった野菜のうまみに、ホタテ貝、ムール貝、チキンエキスを加えました。バジル、バターの風味を程よくきかせ、お店の味を再現しています。別添のゆず胡椒風粉末を加えることで、より一層コクのあるスープに仕上げています。具材はポテト、キャベツ、人参、赤ピーマンの彩りよい組合せです。
(以上「サッポロ一番」HPより抜粋)
ムール貝と来たもんだ。ヘイヘイヘイ〜お高く止まっちゃってんねぇ?なんだかよくわからないが高級っぽい食材ムール貝。ホッキ貝じゃぁダメなのかい?昔、寿司屋で「北寄貝」が目に入り板さんに「えっとあのキタヨリ・・・」と言った瞬間に同伴の女性に「ホッキガイ!」と聞いたことのないロートーンで鋭くカットインされたのは未だにビターな思い出。女はいつもヤングボーイを厳しく鍛えあげるのだ。
ま、そんな感じでご開帳。
熱湯投入、三分経過。
おぉー赤い。見れば麺にパプリカを練り込んでいるそう。なかなかのべっぴんさんじゃありませんか。。最近、調理終了後のフタを開けた時の顔で評価が分かれてくる気がする。うまい食い物はファーストインパクトを大事にしてる。逆にそこを外すと逆転は困難だ。
こちらの店舗「ソラノイロ」は、蓋の裏に書いてあるように特に女性客を意識し、その中でも麺、スープ、トッピング全てに野菜を使っているというこの「ベジソバ」は対女性用の最右翼ではないだろうか。だが食するのはまぎれもなくオジサン一匹。そもそもカップラーメンの購買層のメインターゲットは男性。その落とし所はどこだ?コラボ元のサッポロ一番さん!!!
十分にミキシング(混ぜること)して・・・・では・・・実食!!!!
ズルッッッズルッッッッ!!!ズルズルズルッッッッ!!!!
えっっ・・????!
・・・・・・・
。。。。。味がしない・・・
あー・・・・来た
あー・・・・・・
わかった
アンタ・・・・
アンタさ・・・・・
優しいんだね。
いやービックリ。ポタージュ風のスープのうまみが後からゆっくりと、しかししっかりとやって来る。これっておそらく私が普段からカップラーメンを常食しているが故のことではないだろうか。もはや塩分過多に慣れすぎている私の舌にはこのスープは優しすぎる。だが「ベジソバ」が本来メインターゲットにしている女性には適度なものなのだろう。
まあ私のような塩分ブタ野郎のために特製スパイス(ゆず胡椒風粉末)が付いているので段階的に投入!
コイツを入れるとガツッと味に芯が通る!なるほどね〜〜〜コレでかけ離れた2つの客層のニーズを満たすわけか。サッポロさん意外とやりますなあ。
まあ基本的な味がしっかりとしている印象なので健康のためにもノーマル状態でじわりと効いてくる味わいを楽しみながらいただくのが正統派な感じ。赤い麺はパプリカ感は全く感じなかったものの、センシティブな感じで私はお気に入り。見た目を意識したところを高く評価したい。
ただ〜〜〜ただ〜〜〜これだけは言わせていただきたい。
見た目を意識、女性を意識、それはとってもわかるのに、
なんでパッケージコレ???
本家「ソラノイロ」のホームページはシアンとホワイトを基調にしっかりとデザインされたコンセプチュアルなもの。店舗内もカフェを意識したシャレオツなものである。ホント末端デザイナーの私がこんなインターネットワールドの片隅で吠えたところでみっともない事この上ないことは重々わかってはいますが、もー「ベジソバ」のフチのグロウとかやめなよ!フォントのチョイスも最悪。店舗の物と似てるけどそこそうじゃないでしょ?いや、わかりますよ?おそらくデザイナーのせいじゃない。目立たす=補色使うじゃないでしょうがぁ今時学生でもやらんぞ!なんだか写真もユルイし!
ふぅ〜〜・・・・・匿名で吠えるのキッモチィイイ。最低で最高な気分で締めさせていただく。
でももっと女性にも訴求できると思うんだけどなぁ〜〜〜そういう素材だと思うんだけどなぁ〜〜〜味は優し目でなんだか心が洗われました!
ズルッッッズルッッズッッッッッッッ!!!!!
ゴッソサン!!!
追記:
朝起きたらこちらのエントリが冒頭の「ソラノイロ」創業者宮崎氏にリツイートされていた
。うわ〜見つかっちまったそりゃそうだと思いながら、生来の小心者ゆえオマタがヒュンとなってしまった日曜の朝。こんな追記など読んではいらっしゃらないと思うが、今度お店行きます!
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